5月は新緑の季節です。
その新緑の「空気感」につられて人間の体も活動モードになります。
しかし「空気感」と周りの人との活動モードに協調できず
「居心地が悪く」感じる方がいます。
それが五月病です。
活動モードには2種類あり
「一つの事に集中する活動モード」
と
「色々な事を考えている活動モード」
の2種類があります。
そして2つを比べた時
5月病になりやすいのが「色々な事を考えてしまう活動モード」で
このモードは脳の色々な部分が常に働いているので
脳ばかり緊張してしまい体がダルくなってしまします。
※「何も手につかない」「考えられない」という場合も実際には脳の働きが散漫になり(脳緊張)を起こしている場合があります。
そんな状態をリセットする方法としては
「よく寝る」ことです。
これは体調やどんな状況にいれられる方にでも関係なく
誰にでも必要な事なので
「色々と考えてしまう」
又は
「1つの事に集中できずにいる」
といった方は下記もお読みください。
帰宅して寝るまでの間に休息モード(副交感神経優位)になっていますか?
不定愁訴は休むべき時に休息が取れていると起こりにくいのですが
現代社会では難しい事になってきています。
日中は体内温度が上がり
睡眠に入る時は体内温度は下がり
起床して日中にかけてまた体内温度が上がる。
このリズムが一般的な体のリズム。
(体温は体表の温度で、体内温度とは違います)
その為には
帰宅後「活動モード」から「休息モード」へと
まずは活動リズムが切り替わってくれることが必要です。
帰宅して「休息モード」に切り替わっているか「呼吸」聴いて
まだそのモードに入っていなかったら切り替えてあげましょう。
チェック&呼吸
ゆっくりと過ごせる状態になったらゴロンと横になり(床は硬い方がやりやすいです)
「胸に手を当てみる」
「お腹に手を当てみる」
どちらが動いているか、感じてみてください。
お腹が動いて、呼吸をしていたら → 休息モードです(そのままゆっくり過ごしましょう)
胸が動いて、呼吸をしていたら → 活動モードです(呼吸の切り替えを行いましょう)
呼吸の切り替え
お腹に手を当てます。
お腹を凹ませながら、できるだけ長く、息を吐いていきましょう。
吐ききったら鼻から息を吸い、またゆっくりとお腹を凹ませながら吐いていきます。
最初は数秒しか吐けないとしても何回か繰り返し、20秒位吐けるようにしていきます。
「吐くのは長く」
「吸うのは少ない時間で」
です。
お腹の動きで呼吸ができるようになったら、8回位繰り返していきましょう。
すると
活動モードの胸式呼吸「吸って、吐く」から
休息モードの腹式呼吸「吐いて、吸う」になり
ゆっくりと過ごせる身体になります。
「呼吸」は気持ちや身体の働きをコントロールできるとても素晴らしい機能です。
「休息モード」に切り替えがうまくいってない場合は
腹式呼吸の呼吸の切り替えを行ってみてください。
人間は「言語」を覚えて「世界」を見た時から「時間」を感じ始め
「時間」を意識することで「緊張」が生まれた。
といわれています。
お腹で呼吸をすることに意識を向けできてくると
時間が気にならなくなります。
そうなったら大成功です!
休息モードに切り替わったら
スマホは使いすぎないように「用事がある時だけ使用」です!
そして
「好きなTVを観る」
「好きな本を読む」
「程よいストレッチをする」
などして寝るまでの自宅タイムをお過ごしください。