歩幅を気にしたことがありますか?

歩幅は、その人の持っている体力と自律神経が関係してきます。

 

体力がない人が「大きな歩幅で歩けば体力がつく」と思って一生懸命歩いてしまうのは

交感神経が優位な状態を作る

アウターの筋肉ばかり使ってインナーマッスルが弱くなる 

という体の状態をつくり

身体にとって肝心な「副交感神経優位」で「インナーマッスルがついている」という状態からかけ離れてしまいます。

 

 

そこで自分が勧める歩き方は

歩く時間の2/3は「思っている以上にゆっくり歩く」です。

 

例えば30分歩くとします。

歩き始めの20分はゆっくり歩き、残りの10分になった時に段々と歩幅を広げて速度を上げていくのです。

20分位歩くと歩く筋肉へ体がほぐれていき、それに伴い呼吸も上がってくるので心地よく歩く身体になるのです。

 

車で例えるなら

「フォルム(筋肉と骨)とエンジン(内臓)が気持ち良く歩ける身体になってきた」

状態になります。

 

20分の手前もすれば自然と「もう少し速度上げたいな」と体も心もなるので、その為のウォーミングUPだと思ってください。

 

30分以上歩く場合は20分ウォーミングUPすれば大丈夫です。

 

 

WBCでも、選手達はキャンプや試合前の練習を行い、試合にはベストのコンディションで望みますよね。

歩く時も同じで「最初の2/3はウォーミングUPで残りの時間は試合」だと思ってください。

 

気持ちが急ぎ、体に無理をさせることは本末転倒。

習慣的に続け食生活も気をつければ、体力や免疫力も上がるので「医者いらず」の身体になります。