手首の歪み(手根骨の歪み)は色々な症状の原因になり

テニス肘や野球肘なども手首の歪みが大きく関与します。

 

そんな手首ですが

当院で手首の施術を行うと

「こんなに丁寧にやってもらったの初めてです」

そして殆どの方はおちます(「寝る」というより一気に思考が停止する感覚)


「何故そうなるか」
というと…

それは手と脳が密接な関係性があるからです。

 

ここでご自身の手の歪みを参考動画を見て

チェックしてみてください。

参考動画(当院のアメブロです)

https://ameblo.jp/ati16/

もし親指から握り込んでいるようでしたら

2つ目の動画のように手を使ってあげてください。

 

 

手と脳の関係

体の中で1番器用に使えるところは?というと

もちろん「手」ですよね。

思ったことを実行したり形にしてくれるのは手の役割です。

この図を見てください。

 

脳が占める手の割合の図

 

 

 

 

 

運動野(動かす感覚)は脳全体の1/3を

感覚野(感じる感覚)は脳全体の1/4を

手の平や指が占めているのです。


手首が歪んでいると手をごまかしながら使うことになり

自分では分からないレベルで脳にストレスが掛かり続けます。


その為に手首を整えていくと

脳の余計な緊張が解けていき、おちてしまうのです。

 

施術後に

「手をやってもらったらいつの間にか寝てました」

との感想に

「手を整えるのは脳を整えているのと同じですからね」

というと

「なるほど」

と納得して頂いてます。

 

ペンフィールドのホムンクルス

人間は「二足歩行になり手が自由に使えるようになり進化した」といわれています。手と脳を中心に使う現代の人間を表したのがこの図です。
脳と手の説明

補足

全身を管理する脳において手が占める割合はとても大きいのが見て分かるかと思います。

その為手首に捻じれや歪みがあると脳は捻じれを考慮して手を使う事になるので、脳は必要以上に活動しなければいけません。

捩れていると脳は余計な容量を使い「集中力が欠落する」といったことにも繋がります。

「手に容量を使う」という事は体の他の部位の感覚が落ちることになります。

手以外の体の部位の感覚が低下して正しく動かせなくなり「肩こり」「腰痛」「膝痛」に繋がることもあります。

 

 

手の骨

肩から指先までの骨を見ていくと

細かい作業ができることがよく分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 


肩から肘までの骨は一本(上腕骨一本)

肘から手首までの骨は二本(橈骨と尺骨の二本)

手の平は七個の骨(豆状骨は種子骨で三角骨に分類)で構成され

「手根骨上部(三個の手根骨)」と「下部(四個の手根骨)」に分かれます。

そして五本ある指の骨。

腕から手先まで

1→2→3→4→5本の骨へと細かく分かれていき 「手」があります。

 

その中でも手根骨の部分が複雑な歪みを作りやすいです。

 

 

人間は常日頃「手」を使う訳ですが

人それぞれ生活習慣も違う訳ですし

年齢を重ねるごとに体幹から体を動かすことが億劫になり

手先だけの作業になりがちになります。


手先だけの動作は「手首をこねた動き」になり

手首を歪ませる大きな要因になります。


その手首が歪むと脳への影響だけでなく

体の歪みもつくりやすくなります。

(末端にある手首が固まっていると体全体の動きも不自然になる)

 

現代人に切っては切れないPCやスマホ。

パソコンを打つ際、手首を捩じった状態で打ってませんか?

スマホ操作で酷使している指はありませんか?

 

肩こりや腰痛で悩んでいる方の原因にもなる「手首の歪み」

体の慢性症状がある方は

手首が真っ直ぐに感じられない人は

その手首が原因かも知れません。

そんな手首を整えると全身の余計な力が抜け

リラックスできる体になり

体の歪みも段階的になくなります。

 

 

手の使い方と捩れ取り運動

五本の指を均等に丁寧に使いましょう

何かを握る時(使う時)は

「1本1本が対象物に対して捻じれた状態を作ることなく正確に丁寧に握る(使う)」

人によって違いますが

1.人差し指
2.親指
3.中指
4.小指
5.薬指

の順に感覚が発達しています。

そのことを踏まえ

親指よりも若干小指側をしっかり握る感覚と

中指を中心にして対象物を触れていくと均等に使えることが出来ます。

 

捩じれ取り運動

手を使い過ぎた時は上記の動きを参考にして「グーパー運動」ゆっくり丁寧に味わって行いましょう。

そして手の感覚を味わったら、手を最大限に広げていきます。

 

☆関節の隙間を体の中心から外へ、ひとつひとつ開いていく(青線)

☆指同士の間を広げていく(赤線)

 

 

 

 

 

 

 

この二つの動きを同時に行い、指の骨の関節の隙間を開いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

片手づつが良いです。

体勢的には下の図の状態が望ましいです。

「手のひらを正面に向けてます」

立ってやるよりも寝てやった方が

手の動きが感じやすいです。

マウスやスマホを長時間使用される方は

寝る前に行うことを習慣にしてください。


手の平

 

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姿勢を良く過ごす事も大切ですが

手を丁寧に使う事もとても大事。

まずは1日の中で少しの時間でも

「丁寧に使う時間」を作ってあげてください。