身体のスイッチ、うまく切り替わっていますか?

「しっかり休んだはずなのに、朝から体が重い」

「寝る直前までスマホを見てしまって、目が冴えている」

そんな風に感じることはありませんか?

実はこれ、私たちの身体をコントロールしている「自律神経」の切り替えが、ちょっぴりスムーズにいっていないサインかもしれません。

今回は、知っているようで意外と知らない「自律神経」について、分かりやすくお話ししようと思っています。

身体を動かす「二つのモード」

私たちの身体には、自分の意思とは関係なく、24時間休まず動いてくれている自律神経があります。この神経には、対照的な2つのモードがあります。

• 交感神経(シャキッとモード)

日中、仕事や家事をしている時に働く「活動」のスイッチです。

• 副交感神経(リラックスモード)

夜、お風呂に入ったり眠ったりする時に働く「休息」のスイッチです。

この2つが、シーソーのようにバランスを取りながら、私たちの体調を支えてくれています。

なぜ「疲れ」が溜まってしまうの?

日中の活動モード(交感神経)が働くのはとても大切なことですが、今の生活では、この「シャキッとモード(交感神経)」が長引きすぎてしまう傾向があります。

仕事の緊張が夜まで続いていたり、悩み事で頭がいっぱいだったり……。

そうなると、身体は「休んでいいよ」というリラックスモード(副交感神経)にうまく切り替わることができません。

実は、人間の身体に備わっている、自分で自分を治す力は、リラックスモードの時に一番発揮されると私は思っています。

ずっとアクセルを踏みっぱなしでは、車もオーバーヒートしてしまいますよね。身体も同じで、どこかで「ふぅ」とブレーキをかけてあげる時間が必要です。

毎日に「ゆるめる時間」を

「生活習慣をガラッと変える」のは大変ですが、ほんの少し意識を変えるだけで、身体は喜びます。

例えば、こんな小さなことから始めてみるのはいかがでしょうか。

• 深い呼吸をひとつだけ: 忙しい時こそ、一度だけ息を長く吐いてみます。

• お風呂を味方にする: ぬるめのお湯に浸かって、身体の芯をゆるめます。

• 「何もしない」をしてみる: 5分だけ、スマホを置いてぼーっとしてみます。

激しい運動で身体を疲れさせて無理やり眠るよりも、まずは今の自分の身体が「緊張してるかな?」と気づいてあげることが大切だと、私は思っています。

「なんか楽」がちょうどいい

当院の整体で大切にしているのは、劇的な変化よりも、終わった後に「あ、なんか楽になったかも」と感じるくらいの、静かで優しい変化です。

身体の仕組みをほんの少し尊重してあげると、自然と自律神経の波も穏やかになっていきます。