緊張がなかな抜けないのは何故?交感神経優位を解くカギは「言語と時間」にあるかもしれません

緊張が抜けない背景には、こんな要因が考えられます

最近、こんなことありませんか?

「特に忙しい時でもないのに、いつも気が張り詰めている感じがする」

「リラックスしているのに、色々な物事が浮かんでくる」

それって現代人にとってのあるあるかも知れません。

緊張が抜けない原因として、よく見られるのが次のような点になります。

  • 物事が終わった後も、交感神経が優位な状態が続いてしまっている
  • マルチタスクで、気持ちだけが先に急いでいる
  • 頭の中が「言語」でいっぱいになっている

つまり緊張とは、状況的な問題とは別に「体気持ちの切り替え」がうまくいっていない場合もあります。

この記事では、その仕組みと、緊張を根本から整えるための考え方、そして整体でできることをお伝えしていきます。興味がない方は聞き流しそうな内容かと思いますが、心当たりのある方は読んでみてください。

交感神経優位ってどういう状態?

私たちの体には、「攻めのチーム」と「守りのチーム」のような、2つの神経があります。

活動するときに働くのが交感神経
休むときに働くのが副交感神経。
です。

この2つが状況に応じてうまく切り替わることで、体調のバランスが保たれています。

緊張というのは、この交感神経が優位になって、体を「戦うぞ」「頑張るぞ」というモードに切り替えている状態になります。

人前で話す前、試合の前、大事な場面の前に緊張するのは、体が本能的に自分を鼓舞して、力を発揮しやすくするための、とても自然な反応と言えます。

問題は、その場面が終わったあとです。
本来なら副交感神経に切り替わって、リラックス状態に戻るはずが、なぜか交感神経優位のまま続いてしまうことがあります。これが「緊張が抜けない」状態の正体になります。

この状態が長引くと、自律神経の乱れにつながり、疲れが取れない、眠りが浅い、体がこわばる、といった不調が出やすくなってしまいます。

そもそも、人はいつから緊張するようになるのでしょうか

少し面白い話をします。
赤ちゃんにも、生理的な反応としての緊張はあるのですが、他者や時間を意識した緊張は持っていないと言われています。私たちは成長し、言葉を覚え、他者と関わり、時間を共有するようになる中で、少しずつ「緊張」を作り出せるようになっていくのです。

つまり緊張を生み出しているのは、「言語」と「時間」という、人間ならではの意識の働きになります。

動物的な反応としての緊張であれば、場面が終われば自然と収まるはずですが。人間の場合は、終わったあとも「さっきの発言、大丈夫だったかな」「次はいつまでに」と、言葉と時間でずっと頭を動かし続けてしまうんですね。

この視点を持つと、緊張を解くヒントも見えてくるかと思います。緊張の反対にある「リラックス」は、時間の意識から離れたときに、初めて生まれるものだからです。

体内リズムのズレが、自律神経を乱してしまいます

時間の流れそのものは、誰にとっても一定です。しかし忙しさのあまり、つい先を急ぐ行動をしたり、目の前のことより先のことばかり考えていたりすると、実際の時間の流れよりも、体感的なリズムの方が早くなっていってしまいます。この「実際の時間」と「体内リズム」のズレこそが、自律神経の乱れを引き起こす大きな要因になります。

頭の中は常に時間に追われているのに、体はそのスピードについていけない。この食い違いが続くことで、交感神経優位の状態から抜け出しにくくなってしまうのです。

リラックスに必要なのは、「時間と言語を忘れる」こと

緊張を解く鍵は、時間と言語の意識から、一時的に離れることです。

分かりやすい例が「ランナーズハイ」です。
マラソンなどで限界まで走り続けると、景色と自分が一体になったような感覚になり、頭の中の言葉が消えて、自分の息づかいだけを感じる状態になります。
これは体力が必要な方法ですが言語だらけの頭をスッキリさせるには、とても効果的です(他の運動でも、とことん集中して行えば、同じような効果が得られます)。

ヨガのシャバアーサナ(屍のポーズ)が深くできたときも、同じように時間と言語の意識から離れた時に入ることができます。

「運動やヨガで、そういう状態を作るのはちょっと難しいかも」という方には、自律神経の調整を行う整体を受けてみることを、お勧めします。

あち整体院でのアプローチ ― ほぐすのではなく、ほぐれる状況をつくります

あち整体院では、筋肉や骨など体の各組織に対して、その方に合った圧と速度で、丁寧に施術を行っています。

ここで大切にしているのは、施術者が力で緊張を「取り除く」わけではない、ということです。適切な圧とスピードで体に触れていくことで、体内のリズムが実際の時の流れと、少しずつ同じになっていきます。そのリズムが脳に伝わり、脳が「あ、今は大丈夫だ」と納得することで、緊張は自然とほどけていきます。

つまり、緊張をほぐしているのは、施術者ではなく本人の体そのものなのです。

あち整体院の施術は、その「自発的にほぐれる状況」を作ることに専念しているので、無理に押したり、強い力でほぐしたりすることがないため、体への負担が少なく、施術後もご自身のリズムを思い出しやすいのが特徴です。

まとめ

緊張が抜けない原因は、交感神経優位の状態と体内リズムのズレにあり、時間と言語の意識から少し離れることが、リラックスへの鍵になります。

運動やヨガでそれが難しい場合は、自律神経を整える整体という選択肢もあります。

「気づけばいつも気が張っている」という方は、自らの体からほぐれていく整体で一度、体内リズムをリセットすることをお勧めします。あち整体院では、無理にほぐすのではなく、体が自然とほぐれていく道筋を施術で行なっています。

体は、思っている以上に整う力を持っています。
日々のちょっとした緊張のサインに注意を向けて、気持ちを上手に切り替えていきましょう。