「肘」は、肩関節から手に力を伝える中継点です。
「肩関節→肘→手首」と体の末端に力が伝わり、手が使えます。
この三つの関節の特徴としては・・・
「肩関節や手首は複雑に動かせる(色々な動きができる)」
に対して
「肘関節はシンプルにしか動かせない(曲げ伸ばし/捻る、のみ)」
その為、動かしやすい肩や手首ばかりに頼って「手」を使っていると
中継部分となる肘の動きがどんどん悪くなり双方の歪みの「圧力」が溜まってしまって、神経や血管を圧迫して、動きが悪くなって、痛みが出ます。
- 肘を動かしたり力を入れると痛い
- 肘の動きが悪い
- 物を取る、掴む、握る、といった手を使う動作の時に痛む
という、状態が主な症状です。
この時「上腕骨の骨膜」に圧力が溜まるので、骨膜部分を緩めることで改善が期待できます。
骨膜に関しては
に書いてあるので、興味がある方はお読みくだい。
肘が柔らかく保たれていると、手に力を伝える連動がスムーズなので体にとって良い状態です。(大谷選手がインコースの球を見事にホームランにできるのは、肘の柔らかさがあってのことなのです)
痛みがある場合以外にも肘を柔軟に保つことは、スポーツやダンスのパフォーマンス向上に重要で、現代人は特にスマホやパソコン使用によって肘が固まりやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。