「痛いところは結果で、原因は違うところに」

最近ではよく知られている原則ですが腰が痛い時に「腰を押して欲しい!」のは人間の欲求なのでしょうか先日来院された方がそうでした。

 

「ヨガをやってて先生に「もう少し体を捻って」と言われ頑張ったら腰骨を「グキッ」と腰を痛めてしまいました。腰を押してもらったら良くなると思うのですが」と

 

それを数回言われていたのでここはちょっと強めに

「押すのは構いませんが、良くないと思いますよとお話したら

「お任せします」と言っていただけたので、納得して受けていただけるように

「体の状態」と「改善方法」を話しながら施術をさせてもらいました。

 

「捻る動作は「股関節」と「背中の骨(胸椎)」が主役で腰骨は苦手。でもAさんの場合股関節が動きにくくなっているので、腰骨が動き過ぎて筋肉に痛みがでたようです。なので股関節と背中の動きを回復して腰骨の負担を軽くしていきましょう」

施術では股関節を緩めて、腰椎の初動の動き促して、背中の骨の動きを回復し、ふくらはぎの調整まで行いました。

施術後は股関節のはまりが良くなり、腰骨に繋がる筋肉が緩み、背骨を色々と動かしても痛みが出ないほど回復しました。

 

体の得意不得意の動きを見極め、体の仕組みも理解してもらいながら施術を受けていただくと、治りは早いです。そのことを改めて実感する施術でした。(丁寧に説明することは大事!)